COFFEE-TEN-IRUKAYA

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2012年 07月 10日

37周年

*COFFEE_TEN_IRUKAYA ( 珈琲店海豚屋 )
 営業時間14:00~ 24:00  定休日毎週水曜日
 
 完全予約制の当店の情報の詳細は、
 カテゴリの中の海豚屋とはの箇所と、
 海豚屋におけるマナーとルールの箇所に記載してあります。
 必ずご覧になり熟読してください。
 熟読理解されていない方の御案内は出来ません。


青山にある大坊珈琲店が37周年を迎えました。
先日ご挨拶に行ってきました。
私が生まれた1975年7月にオープンされて37年がたち38年目を迎えられた。
自分が生きてきた人生の長さを と想うと言葉になりません。

この十数年、大坊さんから沢山のこと 学ばせて頂きました。
姿勢や生き方を見せて下さいました。
本当に いつも有り難うございます。

私は10年を越えて頻繁に通っているお店というのは、この大坊珈琲店だけになります。
10年通っているお店があると言えるくらい歳を重ねてきたんだなと想うと感慨深いです。


昔を思い出します。
修業時代毎週通いました。

インテルの長友選手が言っていましたが、
一流の人間でなければ、一流のサッカープレイヤーにはなれない と。

大坊珈琲店に通い、
大坊さんの仕事や大坊さんとの会話から、
人としての姿勢 振舞い 生き方というものを沢山沢山学びたかったんだと思います。
珈琲のことに関して教わったことは、全体の1割程でしょうか。

珈琲のこともそうですが、人間としても成長したくて、
多くのことを学び 吸収したくて、毎週毎週通いました。
あるお店での修業時代、給料がひと月6万円だったのものですから、
当時住んでいた府中から青山に行く交通費とコーヒー代をどうするかが一番の課題でした。

どうしたかといいますと、
青山までの往復を歩きました。
4時間近くかかりましたでしょうか?片道で。
修業時代〜自分のお店を持ってから数年でしょうか、5年程往復歩きましたね。
いやいや懐かしいですね。
交通費で もう一杯飲めたものですから。
いつも2オーダーしていました。
ブレンドコーヒーの4番とストレートコーヒー モカというのが多かったです。

2オーダーで1時間から1時間半くらいの楽しい充実した時間でした。
その間に、ほんの5分から10分程でしょうか。
大坊さんが話しかけて下さりました。大変嬉しかったですね。
全く話できないことも多かったですからね。

ここまでしても飲みたい珈琲と愉しみたい時間。
そういう大坊さんのような珈琲店に憧れました。
私にとっての北アルプスのような場所でもある。

私はまだまだまだ未熟です。
あと30年経ち、私のお店も37周年をむかえれたとき、
そういうお店でありたいなと切に願うのです。


私は勝手に大坊さんのことを師匠のように思っています。
大坊さんのように
生き方や姿勢を見せてくださる先輩方に恵まれているなと
あらためて思いました。

大坊さん、いつも有り難うございます。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。







私のお店にお越しになられたとき、
カウンターの下をのぞいてみてください。
板を縦に幾つも並べています。
これは、大坊さんのカウンターの下を真似しました。
大坊珈琲店さんにいかれたときにも
ぜひカウンターの下の板の並びをみてみてください。

あの風合い、色合いになるには
どれほどの歳を重ねればいいのでしょうか。
その風合い、色合いになるまで、
どうか皆様当店を応援宜しくお願い致します。



*COFFEE_TEN_IRUKAYA ( 珈琲店海豚屋 )
 営業時間14:00~ 24:00  定休日毎週水曜日
 
 完全予約制の当店の情報の詳細は、
 カテゴリの中の海豚屋とはの箇所と、
 海豚屋におけるマナーとルールの箇所に記載してあります。
 必ずご覧になり熟読してください。
 熟読理解されていない方の御案内は出来ません。
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by irukaya-coffeeten | 2012-07-10 02:50 | 日々のたより | Trackback
2012年 07月 09日

今宵の宴はいつまで続くのだろう


大抵00:58の終電に飛び乗り、家に帰る。
今日はかなり早目にお店を出て、吉祥寺駅に向かう。

今日はどうしても見ておきたい風景があったからである。

黒門から七井橋を通って吉祥寺駅へと続く道。
この細く狭い道を、明日へ向かう道としていて、私としてはとても大切な道と風景である。

井の頭公園へ出て、七井橋を渡り始める。
井の頭公園の水面も空気も昼間とは違い静謐に戻っている。
七井橋を渡り終えるか終わらない位かの処で、
いつもは静寂に包まれているのだが、ざわざわしているのに気付いた。
ああっ、やはり。とわくわくして私は顔をあげる。
小さい頃故郷で、神楽を見に神社へ行っていた時みたいだ。
神社の手前から聞こえてくるざわめきが懐かしく思い出される。

今日はお祭りみたいに明るくなっている。
建物に沢山の灯がみえる。
にぎわっている。
歌声が聞こえてくる。
笑い声も聞こえてくる。
窓には踊っている人々の人影が映る。
沢山の人影の人々は今宵は何を思って過ごすのだろうか。
最初で最後のお祭りがおこなわれている。

この風景を、いつまでも心に留めておこうと思い、ずっと見つめていた。


売店のおばあちゃんが出てきて、
おやおや今日は、はやいじゃないの。と声をかけてきた。
ああっこれを見てるのかい。
半世紀になるかね。この風景もいよいよ変わるよ。

 
 高校生のときにね、この風景を見ていいなーって思ったんだ。
 お店の移転のときもね、この風景を見ながらね、
 お客様が珈琲飲みに来てくれたり、帰ったりっていいなーって。


このお店も、新しい景色になるねー。
階段も道もどんどん工事が進むねー。
しっかり目に焼き付けていってくんな。




東京都立井の頭公園の入り口にある
焼き鳥店 いせや総本店公園店 が
今日ひとまず閉店しました。
老朽化を理由に建て替えられます。
約1年後に新店舗を完成させる予定だそうです。
1960年開店だそうで、50年以上営業されていて、
吉祥寺と言えばこの風景とも言われていたお店です。

営業が終わった夜、その様子をどうしても見たかったのです。
私は、お店を一度移転しています。
最後の日とその時の気持ちが忘れられません。


沢山の笑い声と歌声とざわめきを聞き、
沢山の人影を見ていると、
自然と私も笑顔になってきました。


さあ うちへとかえろうか。
じゃね また明日。
おばあちゃん おやすみなさい。
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by irukaya-coffeeten | 2012-07-09 03:26 | 日々のたより | Trackback